『Cultures/Critiques』創刊号・目次
【論文】
創刊の辞 [文化/批評]編集委員会
ジョー&飛雄馬
―闘争時代のヒーロー達― 五十嵐恵邦
桂枝雀の英語落語
―RAKUGOの発見をめぐって― ムズラックル・ハリト
祭りを支える女性たち
―「十日戎」祭りにおける福娘をめぐって― 成恵珍
「生人形」という言葉をめぐって 竹原明理
鳥山石燕の妖怪変化図録『画図百鬼夜行』
―その背景と内容― エベンシュヴァンガ・ヨーク
森鷗外「我百首」論
―津和野派国学と乙女峠事件を巡って― 西村好子
戦時下のキリスト教をめぐって
―『福音新報』と「戦争責任告白」から― 川口葉子
「民族」の中の女性、その限界、あるいは可能性
―民族教会の愛と和解を中心にして― 崔恩珠
<繋がり>を断たれた自己を病むということ
―心理療法の前哨― 兵頭晶子
「加持祈祷」という身心<治療>の近代
―中村古峡の「精神療法」再考― 戸田弘子
オシラサマ信仰における地域的展開の諸相
―近代北海道を事例として― 増子美緒
沖縄のユタの宗教観における現代的変容 新里喜宣
民俗芸能は「旅」をする
―黒川能下座・パリ公演をめぐる諸相― 石山祥子
亡霊と生き残り
―弔い論へ向けて― 川村邦光
【書評】
紡ぎだされることばによせて
―マイク・モラスキー『戦後日本のジャズ文化:映画・文学・アングラ』(青土社、2005年)―
日高由貴
香西豊子『流通する人体:献体・献血・臓器提供の歴史』(勁草書房、2007年) 竹原明理
【会報】
(2009年3月刊)