国際日本学研究会

近代日本において、“日本”や“日本人”そして“日本文化”がどのように構築され、意味づけられ、解釈され、表象され、再生産されてきたのか、日本をめぐる学問・研究がどのように形成・流布されていったのかといった、“文化のプラクティス”をめぐる研究を目指す。学問分野や所属、国籍など問わず、広く日本学や日本文化の研究を志す人の参加を呼びかけている。活動の詳細は、機関誌『Cultures/Critiques』やウェブサイト「イシバシ評論」(http://blog.livedoor.jp/kunimitsu1950/)を参照。
http://blog.livedoor.jp/kunimitsu1950/

『Cultures/Critiques』第3号・目次

【論文】
歌仔戯再考
 ―≪台湾我的母親≫から見る「代表的台湾文化」の揺らぎ―   張懐文
 
1920~30年代における生人形と「人形芸術」をめぐって
 ―「創造性」の再発見と「伝統」からの脱却―       竹原明理
 
テキスト化する伝承
 ―ムカシコとストーリーテリングの語りから―      三浦詩織
 
門付芸受容の一断面
 ―群馬県利根郡川場村門前の春駒―      黛友明
 
複製技術時代の霊     山口良太
 
樺太犬の発見
 ―1930年代後半の日本領期樺太を対象として―   増子美緒
 
疱瘡神のパロディとしての豆腐小僧    竹原直道
 
【会報】
(2011年8月刊)