国際日本学研究会

近代日本において、“日本”や“日本人”そして“日本文化”がどのように構築され、意味づけられ、解釈され、表象され、再生産されてきたのか、日本をめぐる学問・研究がどのように形成・流布されていったのかといった、“文化のプラクティス”をめぐる研究を目指す。学問分野や所属、国籍など問わず、広く日本学や日本文化の研究を志す人の参加を呼びかけている。活動の詳細は、機関誌『Cultures/Critiques』やウェブサイト「イシバシ評論」(http://blog.livedoor.jp/kunimitsu1950/)を参照。
http://blog.livedoor.jp/kunimitsu1950/

『Cultures/Critiques』第2号・目次

[論文]
病いと聖化の近代
 ―神谷美恵子をめぐって―                   井濱葉月
障害者とアート
 ―アウトサイダー・アートを中心に―              中務のぞみ
マヨネーズと両義性                         永岡崇
津村喬における「日常性」批判の射程
 ―その背景と内容―                       鎌倉祥太郎
うたのなかの「神さま」
 ―歌うこと、あるいは物語を見出すこと―           日高庭鳥
[書評]
「あの時代」の反乱は我々に何を教えるのか
 ―小熊英二著『1968』上・下を読む―            五十嵐惠邦
悲しみと怒り、そして浄化
 ―土屋健治『カルティニの風景』から―            冨山一郎
[会報]
(2010年7月刊)